読解編 / 短文
短文① 便利さと引き換えに
150字ほどの短い文章。筆者が最も言いたいことを一つだけつかむ練習。
解き方のヒント
- 短文では、筆者の主張は最後の一文に来ることが多い。まず結びを読む。
- 「しかし」「だが」の後ろに本音が来る。逆接の接続語に印をつけよう。
- 選択肢は、本文に書いていないことを足した「言いすぎ」に注意。
本文 (オリジナル)
かつて道を尋ねるとき、人は見知らぬ相手に声をかけるしかなかった。今は手元の画面が、瞬時に最短の道を示してくれる。たしかに便利になった。
しかし、その便利さと引き換えに、私たちは「人に頼る」という小さな勇気を、少しずつ手放しているのではないか。地図アプリは道を教えてはくれるが、道ばたの親切までは教えてくれない。
設問
1問 — 正しいものを選ぼう
問1この文章で、筆者が最も言いたいことはどれか。
正解:便利になった一方で、人に頼る機会が失われつつある。 — 筆者の主張は「しかし」の後ろ、そして最後の一文に表れている。便利さと引き換えに「人に頼る勇気」を手放していないか、という問いかけが中心。1と3は本文の事実だが、筆者が最も言いたいことではない。