文法編 / 第5章 否定 / クエスト 4

〜なしに(は)

「〜がなければ…ない」「〜しないで」と言う形。硬い書き言葉。

導入

場面:卒業式で、恩師への感謝を述べるスピーチ
先生せんせいささなしには、ここまでられませんでした。

意味

〜がなければ…ない/〜しないで 「〜なしには…ない」で必要な条件を、「〜なしに」だけで「〜しないで」を表す。

接続

付き方
名詞 + なしには … ない努力どりょくなしには成功せいこうはない
名詞 + なしに(=〜しないで)ことわなしに使つか
⚠️ 「〜なしには…ない」は必要条件、「〜なしに」は「〜しないで」。後ろに否定が来るかどうかで意味が変わる。硬い書き言葉。

例文

  • この映画えいがは、なみだなしにはられない。 日常の場面
  • かれなん説明せつめいもなしに会社かいしゃめてしまった。 人の様子
  • 許可きょかなしに、この資料しりょうしてはいけない。 ニュース・ビジネス

使い分け — 「〜がなければ/〜しないで」の仲間たち

ニュアンスここが違う
〜なしに(は) 〜がなければ/〜しないで 硬い書き言葉。名詞につく
〜なくして(は) 〜がなければ さらに硬い。後ろは否定のみ
〜ぬきで 〜を除いて 省いて行う。会話でも使う
〜ないで 〜しないで 普通の言い方。動詞につく

ミニ問題

3問 — 正しいものを選ぼう
Q1みんなの協力きょうりょく(  )、この計画けいかく成功せいこうはなかった。
Q2かれわたし相談そうだん(  )、勝手かってめてしまった。
Q3「なしには」が使えない文はどれ?