文法編 / 第3章 逆接・譲歩 / クエスト 4

〜たところで

「たとえ〜しても無駄だ」という諦めの言い方。「今さら」とよく一緒に使う。

導入

場面:大事な会議に遅刻しそうな朝
いまからいそいだところで会議かいぎ時間じかんにはわないだろう。

意味

たとえ〜しても(大した結果にはならない) これからのことを仮に考えて「やっても意味がない」と言う。冷めた気持ちがこもる。

接続

付き方
動詞(た形)+ ところでいそいだところでったところではしったところで
「今さら」「どんなに」+ 〜たところでいまさらあやまったところで/どんなにたのんだところで
⚠️ 後ろは「〜ない」「無駄だ」のような否定的な推量だけ。実際に起こった過去のことには使えない。「急いだところで間に合わなかった」は×。

例文

  • いまさらはしったところで電車でんしゃにはわないよ。 日常の場面
  • かれなにったところで、どうせかないだろう。 人の様子
  • いまから対策たいさくてたところで損失そんしつもどせないだろう。 ニュース・ビジネス

使い分け — 「〜しても」の仲間たち

ニュアンスここが違う
〜たところで しても無駄だ、という諦め 後ろは否定的な推量だけ
〜ても 「しても」の普通の言い方 中立。後ろには何でも置ける
〜たとて 意味はほぼ同じ 古い言い方。小説や硬い文で見る
〜ものを 〜すれば良かったのに 後悔・非難を表す別物。「しても無駄」ではない

ミニ問題

3問 — 正しいものを選ぼう
Q1いまさら後悔こうかいした(  )、過去かこえられない。
Q2どんなにたのんだ(  )、ちちこたえはわらないだろう。
Q3「たところで」が使えない文はどれ?