文法編 / 第2章 原因・理由・目的 / クエスト 6
〜ではあるまいし
「〜ではないのだから、当然〜だ」。批判やあきれを込めて使う。
導入
場面:小さなことで泣いている友達に
子どもじゃあるまいし、そんなことで泣くなよ。
意味
〜ではないのだから(当然〜だ) 「そんなことをするな」「〜のはおかしい」と続く。話し言葉では「じゃあるまいし」。
接続
| 付き方 | 例 |
|---|---|
| 名詞+ ではあるまいし | 子どもではあるまいし/神様ではあるまいし |
| 名詞+ じゃあるまいし(話し言葉) | 初心者じゃあるまいし |
⚠️ 後ろには批判・忠告・あきれが来る(「子どもじゃあるまいし、泣くな」)。相手を軽くとがめる響きがあるので、目上の人には使わない。
例文
- 子どもじゃあるまいし、自分のことは自分で決めなさい。 日常の場面
- 神様ではあるまいし、未来のことなど分かるはずがない。 人へのあきれ
- 新人ではあるまいし、こんなミスをするなんて信じられない。 職場・ビジネス
使い分け — 「〜ではないのだから」の仲間たち
| ニュアンス | ここが違う | |
|---|---|---|
| 〜ではあるまいし | あきれ・批判を込めた理由 | とがめる響きがあり、目上には使わない |
| 〜のだから | 中立の理由 | 批判の響きはない。だれにでも使える |
| 〜まじき | 〜してはならない(あるまじき) | 形が似ているが「許されない」の意味で別物 |
ミニ問題
3問 — 正しいものを選ぼう
Q1子ども( )、好き嫌いを言うな。
正解:じゃあるまいし — 「子どもではないのだから」という批判の理由。「てからというもの」は「〜して以来ずっと」、「なり」は「〜してすぐ」で、名詞に直接つかず意味も合わない。
Q2プロ( )、そんなに完璧にできなくてもいいよ。
正解:ではあるまいし — 「プロではないのだから」という忠告の理由。「た矢先に」は「〜した直後に」、「を皮切りに」は「〜を最初に次々と」で、意味が合わない。
Q3「ではあるまいし」が使えないのはどれ?
正解:先生に「子どもじゃあるまいし」と言う — 相手を軽くとがめる響きがあるので、先生のような目上の人には使えない。友達になら使える。